Yes!腐漢ライブラリー

濃いめのBL漫画やBL小説などの感想を色々と。ガチッとムチっとが大好物な大人向けです。(+BLアラブもの小説読破中)

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太陽は夜に惑う(真瀬もと)-アラブもの小説(180)

[ 2012/04/16 00:13 ] TB(0) | CM(3)
灼熱のアラブ100 ~アラブ・フェア開催中~

BLアラブもの小説(砂漠もの)180冊目。

これぞ『ザ・アラブもの』と太鼓判を押しても間違いはないでしょう!
(例えあと100冊近く残っていたとしても…)

「”アラビアン・ロマンス”ってそうそう、こんな感じなのよ~」と痒いところに手が届く、そんなお話でした。
物語の舞台が1926年頃に設定されていまして、話の冒頭で映画『シーク』(1921年公開)について触れられております。
ご存知ない方はブログ「30半ばにしてやおいにハマる」さんの記事「BL的?小ネタ拾遺<16>」内の「BLアラブファンタジーの根源は「シーク」(映画)だ!」を一読されることをお勧めします。大変勉強になります!

太陽は夜に惑う
真瀬 もと
4403521851

■太陽は夜に惑う
著者:真瀬もと
イラスト:稲荷家房之介
出版社:新書館(ディアプラス文庫)
装丁:文庫
発行日:2009.5.25
ジャンル:1926年頃のザハナ首長国 
攻:王族 30歳前後
受:日本人 16歳
収録:「太陽は夜に惑う」

-あらすじ-
紅砂の国ザハナを訪れた朔人。エキゾチックな街並みで、映画から抜け出した“シーク”のような男アーキルと出会った。彼に連れられて行ったのは、喪われた砂漠の都スツ。その廃墟のなかで、朔人はアーキルに情熱的に抱かれる。ところが初めての恋を自覚した途端、アーキルがザハナの王族であること、そして十年前に朔人の兄を死に追いやった仇であるかもしれないことを知り…。オール書き下ろしラブinアラブ!!


▼▼▼ …「太陽は夜に惑う」の感想を読む
 
■アラブさまチェック!
 ペルシア湾に面しているアラビア半島のザハナ首長国の王族。
 180センチを超える身長に彫りの深い顔はハンサム。英国英語を流暢に操るお方です。

■感想
生粋の日本人でありながら映画監督の英国人(でゲイ)の養父に引き取られて、養父と養父の恋人3人でザハナ首長国に旅行中の朔人が主人公です。街中で見かけたアーキルに、是非養父の映画に出演して欲しいと声を掛けたのが切っ掛けで食事に誘われます。

ロマンス・離別・悲恋・遺恨…あとは何だ、郷愁かしら?と、ドラマチック要素てんこ盛りのアラブもの作品です。朔人の生い立ちも中々のもんですが、死別した朔人の兄・行彦の短い生涯やアラブさまの母親の悲劇、その他の登場人物についてもそれぞれ1本話が出来そうなくらい濃厚だったりします。いつもだったら「詰め込みすぎじゃね?」とも思わなくもないのですが、このギュギュっとさ加減がまた良いアクセントになっていて物語に引き込まれました。

アーキルに砂漠を案内され、遺跡の中で誘われるがままに抱かれてしまう朔人。しかしその後、アーキルが皇太子の異母兄という事実を知り、奉公先で薬物中毒により亡くなってしまった兄・行彦の主人が、実はアーキルではないかと朔人は勘ぐってしまいます。

兄を死に追いやった男かもしれないアーキルに恋してしまった朔人は、真相を探るべくアーキルから持ちかけられた養子縁組の話に飛びつき、アーキルの屋敷で一緒に暮らし始めます。好きなのに宿敵かもしれないなんて…と悶々とする朔人と、ただ幸せにしたいと、1度は手を出したくせにまったく朔人に触れようとしないアーキルのすれ違いっぷりにヤキモキさせられました。
事件の真相についてもアーキルは口を割ろうとしませんし、アーキル自身も王族という以外に何やら怪しげな陰も見え隠れするミステリアスな人物。さらに養父の恋人であるカイルが朔人に媚薬兼毒薬を仕込んでアーキルを殺害しようとするなど、謎が謎を呼んでさらに大混乱。おまけにこの毒で朔人が一時的に失明するなど、何ともドラマチックですわねぇ(笑

この後、狙撃されたアーキルを庇った朔人が負傷してさらに朔人自身が攫われてしまい、事件の真犯人がようやくお出ましになります。「なるほどね、兄の死とこう絡んでくるのね」という展開に脱帽でございます。
朔人とアーキルが抱き合うシーンは3回しかないのですが、そのどれもがうっとりするほどロマンチック。最後の最後まで映画のようにハラハラ・ドキドキ感を堪能できる作品でした。ラブ度は低めかもしれませんが、ロマンス度についてはK点越えのダイナミックなアラブものでした。間違いなし!

そうそう、今回一番理不尽な台詞だと思ったのが、媚薬に見せかけた毒薬を仕込まれた朔人を暗殺者だと疑ったアーキルのひとこと。

お前を抱きはしない。・・・略・・・同性愛は禁忌だ。この禁を犯した者は、ザハナでは死刑となる (145ページ)


えぇ~、遺跡で朔人を抱いていたじゃん!とツッコミを入れたところ…。

ところで私がおまえを抱いたのはザハナではなく、スツだ。 (147ページ)


「スツ」というのは遺跡があった土地の名前です。(アーキルの母親の一族がその土地で暮らしていました)
なるほど。そっちの言い訳で来ますか。
でもステキアラブさまなので許す!(笑

■コメント
映画『シーク』、一度観てみたいですね~
でも簡単に観られそうにないので、手っ取り早く『ジョン・カーター』でも観ようと思います!
砂漠ものっぽいしね。はっ!火星が舞台の作品も砂漠ものってことは…。

いや最初は観る気はなかったんですが、CMを見たら意外にもウーラ(火星の犬?)の動きが可愛くって。
見た目は潰れたは虫類ぽくって全然アレなんですけれども。

■今までのアラブ・フェア本はこちら。→BLアラブもの小説全部読むよ! ~アラブ・フェア開催中~
 
[タグ : アラブ 稲荷家房之介 媚薬 ]
■カテゴリ : アラブ・フェア
いっそのことLDで…
> 04/18 14:45 拍手のlさま

そうそう、稲荷家さんのイラストもステキでした~
黒衣のアラブさま…絶対かっこいいに決まってますよね!(笑
ふたりの年齢差も気にならないくらいのめり込んで読んでしまったのでおススメ作品です。機会がありましたら是非。

どこに要望を出せば映画「シーク」はDVD化してくれるんでしょうねぇ。VHSだとテープの劣化で観られないかもしれないので、ここはひとつレーザーディクス版を探してくるべきかも…
確か倉庫にLDプレイヤーを保管してあるので、ソフトさえ見つかれば観られるんですけどねぇ。ハァ。

今回はすばらしくためになる記事を書いて頂いてありがとうございました!探索するブツがひとつ増えました(笑
[ 2012/04/19 12:54 ] [ 編集 ]
lucinda
「シーク」、こういうシリーズに入ってそうなんですけどねぇ…
http://tkj.jp/cinemaparadise/index.html

上記のシリーズは、2008年以降、発売分がないので、完結してるんでしょうかね。ヘップバーンの作品が版権切れなら、シークだって…!
VHSやLD、もう中古で手に入れるという雰囲気ですよね。。

「太陽は夜に惑う」、読む気満々です(笑)。こちらこそ、ステキ情報をありがとうございました!
[ 2012/04/20 01:02 ]
なるほど…
そうそう廉価版で発売されていてもいいような気がしますよね。
やはり「サイレント映画」という部分がネックになっているんでしょうかねぇ。

映画「アーティスト」繋がりで、ダイジェスト版でもいいから『サイレント映画特集』のようなDVDを発売して欲しいなぁ。
それか続編の「熱砂の舞」との2本立てというのも捨てがたいかも(笑

とりあえず20世紀フォックスやワーナー辺りに「発売しろ~」と念を送って吉報を待ちたいと思います。
いろいろとありがとうございました!
[ 2012/04/20 10:59 ] [ 編集 ]
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