Yes!腐漢ライブラリー

濃いめのBL漫画やBL小説などの感想を色々と。ガチッとムチっとが大好物な大人向けです。(+BLアラブもの小説読破中)

幾千もの夜の秘めごと(華藤えれな)-アラブもの小説(178)

[ 2012/04/11 00:02 ] TB(0) | CM(0)
灼熱のアラブ100 ~アラブ・フェア開催中~

BLアラブもの小説(砂漠もの)178冊目。

やっぱり[再会]ものって燃え上がるわーと改めて感じた作品です。
今まで読んできたアラブものでも『一度離れてしまったふたりが再び…』という内容の作品は、お気に入りのものが多かったりします。
今回再会するアラブさまは、いざ再会してみると自堕落な生活を謳歌しているような方でしたが、さてさて。

幾千もの夜の秘めごと
華藤 えれな
4862961924

■幾千もの夜の秘めごと
著者:華藤えれな
イラスト:梨とりこ
出版社:ワンツーマガジン社(アルルノベルス)
装丁:新書
発行日:2010.4.10
ジャンル:現代 ハワイ→イスタンブール
攻:王子 25歳
受:ボディーガード講師 25歳
収録:「幾千もの夜の秘めごと」

-あらすじ-
内政不安の続く中東の産油国アムランで、王子イドリスと兄弟のように育った惺は、ある陰謀に巻き込まれ彼を傷つけたまま国を追われた。8年を経て、淡い想いすら抱いていた彼の元に護衛として招かれた惺。しかし、人が変わってしまったようなイドリスは「再会を祝い、今夜の伽を命じる」と、美しく微笑み―。熱を煽るかのように感じるところを弄られ、嬲られる。まるでプライドを傷つけて楽しむかのような彼に悔しさがこみ上げる惺だったが…。


▼▼▼ …「幾千もの夜の秘めごと」の感想を読む
 
■アラブさまチェック!
 アラビア半島にあるラタキア王国の第3王子。第2王妃の息子で、左右非対称の目の色をしています(右が黒、左が青)。
 国内が混乱状態にあり、権力闘争で他の王子たちから命を狙われています。

■感想
主人公・惺の置かれている状況が特殊すぎて、本編に登場しない惺の家族に対してモヤモヤする部分が多かったです。まあそれについては長くなるので割愛しますけど、惺をほったらかしにしすぎだよなぁと。

家族の都合でラタキヤ王国にやってきた惺は、これまた家族の都合で第3王子・イドリスの元に人身御供よろしくお付きとして差し出され、そこでとある事件が起こる17歳まで護衛官として過ごしてきました。事件後ラタキヤを追い出された惺はひとり日本へ帰国。その後自衛官となり、退官後には単身ハワイへ渡ってボディーガード養成所で講師として働いています。それもこれも、二度と会うことが出来ないイドリスの護衛をする日のために訓練してるって言うじゃないですか。健気すぎる~(あ。自衛隊員でしたが筋肉隆々ではないそうです。残念…)

そんな惺の元に、イドリスの護衛をしろという命令が。命令に従わない場合は、ラタキヤで投獄されている家族が処刑されてしまうということで、惺は一路イスタンブールへ(情勢不安で避難しているらしい)。
そうそう!王子さまとの再会場所がなんと、ハマム(風呂)なんですよ!風呂なので王子は当然裸。でもあちらのお風呂はゴシゴシ洗ってくれる人がいる訳じゃないですか…。丁度このシーンには挿絵が付いているのですが、「キャー、ステキ!」と黄色い声を上げていいのか、ポロリとイチモツが出ちゃっている王子の姿(挿絵では出てませんよ!)にブホっと吹き出していいものか迷いました。あ、いやいや、ステキです。カッコ良かったです。

再会を喜ぶ暇もなく、イドリスは惺に護衛官兼寵姫になるよう命じます。家族の命が掛かっている惺は命令に従うしかなく、従者も控えているハマムで嬲られ、その後も幾度となく強引に抱かれ続けます。

過去のイドリスは好青年というか素直な少年で、惺を大切にしたいという想いから、たった一晩だけ身体の関係を持ち、それを了承したという我慢強い王子でした。しかし現在は毎晩のように隣国の王子達と乱痴気騒ぎを起こしているといった有り様。しかも婚約者の了承付きです。
そんなお馬鹿王子に成り下がったイドリスと、イドリスに幻滅寸前(でも好き)の惺がどうやって距離を縮めていくのかという部分が見所。過去の事件の真相やイドリスの不可解すぎる行動について次第に明らかになるにつれて、ラタキヤ国内が一気にきな臭い状況になってきまして…。

話の舞台が王子のテリトリー内(ラタキヤ)ではなく、同じアラブ圏内でも「イスタンブール」というところが、ロマンチック具合に拍車が掛かっていて素敵でした。『異国情緒に酔いしれる』ではありませんが、日本人って”イスタンブール”と聞くと独特のワクワク感が込み上げてくるんじゃないかと思うんですが、私だけですかね?(笑) クライマックスの見せ場もイスタンブールに持ってくるなど、粋な作りになっています。

そういえば、アラブものだと勘違いしてしまった華藤さんの小説「うたかたの愛は、海の彼方へ」も、舞台はトルコでしたね。こちらも[再会]がキーワードだったりします。

惺はイドリスの護衛官ということで、一応[SP]ものの分類に入れました(職業も養成所の講師ですし)。確かに何度もイドリスが狙われたりドンパチするシーンはあるのですが、イドリスを身を挺して守るだけじゃなくて、惺の”格好良く”仕事をするシーンも見たかったなぁ。
「身を差し出すのがSPでしょ」と言われてしまうと、身も蓋もないんですけど…。

■コメント
トルコには一度行ってみたいです!でも無理なんだよな。
時差+-3時間以内の国じゃないと身体が持ちませんので(笑
アンカラで7時間か…。

■今までのアラブ・フェア本はこちら。→BLアラブもの小説全部読むよ! ~アラブ・フェア開催中~
 
[タグ : アラブ 華藤えれな 再会 媚薬 SP ]
■カテゴリ : アラブ・フェア
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