Yes!腐漢ライブラリー

濃いめのBL漫画やBL小説などの感想を色々と。ガチッとムチっとが大好物な大人向けです。(+BLアラブもの小説読破中)

砂漠の冷たい薔薇(飯島充子)-アラブもの小説(174)

[ 2012/03/30 00:01 ] TB(0) | CM(0)
灼熱のアラブ100 ~アラブ・フェア開催中~

BLアラブもの小説(砂漠もの)174冊目。

数少ない”受王子”ものですね!とキャッキャしながら読み進めていた訳ですが。
オイオイ…。とんでもなく重い内容の上に切なすぎるっ!
その分といっては変ですが、戒律やしきたりなどが詳しく書き込まれているので、アラブっぽい情緒を感じることができる作品でした。

砂漠の冷たい薔薇
飯島 充子
4896016890

■砂漠の冷たい薔薇
著者:飯島充子
イラスト:角田緑
出版社:ムービック(ゲンキノベルズ)
装丁:新書
発行日:2004.7.30
ジャンル:現代 日本→ハラス
攻:大学生 21歳
受:王子 18歳
収録:「砂漠の冷たい薔薇」

-あらすじ-
大学生の遼は公園で美貌の異国人を拾う。中東某国の王子であるサーリヤは、何者からか逃げている様子。そこで遼はしばらくサーリヤを匿い、一緒に生活することに。王子とはいえ国のために体を代償に仕事をさせられているサーリヤは、人を信じることができず、遼に対しても最初は頑なだった。その心を癒し始めようとする遼だったが…。運命の悪戯か…引き裂かれてもまた再び―アラブの風薫る、しとやかでいとしい貴方への募る想い、その行方は…?


▼▼▼ …「砂漠の冷たい薔薇」の感想を読む
 
■アラブさまチェック!
 アラビア半島の東でUAEの隣国ハラスの第5王子。大変見目麗しい王子さまということで…。

■感想
アラブものの受王子作品の中でも、王子が手酷い目に遭わされてしまうという作品は何作かありますが、それはあくまでも後々カップルになる攻から負わされるという状況です。しかし今回のサーリヤ王子は、なんと15の時からお国のために外国のお偉いさん方に身体を差し出している(進行形)という王子なんです。

ハラスと取引関係のある企業へ”お礼”をしに来日したサーリヤ。ホテルから逃げ出して公園でズブ濡れのまま佇んでいるところを、遼に無理矢理助けられます。最初は遼を遠ざけていたサーリヤですが、一緒に暮らすうちに次第に打ち解けてきますが…。

サーリヤが置かれている状況については最初から何となく匂わされているのですが、それでも事実を知ったときのショックは大きいです。しかもこのお話は国の事情や宗教問題も絡んでくるので、かなりヘビー。でも遼とサーリヤが信じられないくらい純真なのが救いです。何があってもサーリヤのことを信じる遼と、遼への気持ちをひた隠しにしつつ、それでも遼を求めるサーリヤの一直線の想いが下賤の者には眩しすぎます(笑

日本でつかの間の休日を過ごしたサーリヤが、国の事情で急遽帰国しなければならなくなりますが、サーリヤが一方的に遼との婚姻の儀式を行ってしまったため、遼もハラスへと連行されてしまいます。
舞台がハラスへと移った後は、遼が軟禁されたりと状況は芳しくありませんが、サーリヤとの絆は深まります。その後、遼が攫われる事件が起こった後、ようやく想いを伝え合うふたりですが、内政が混乱しているために、遼はサーリヤに別れを告げることなく帰国の途に。

お国事情や宗教関係が非常に難解なので上手く伝えられないのですが、サーリヤを男娼のように仕上げたお付きの男・アサドは、昔権力争いで敗れた部族の直系の族長だったりするというややこしい設定があったりします。サーリヤが15歳になるまでは、お付き兼家庭教師のようにずっと傍で見守っていたらしく……。作中で遼も語っていましたが、アサドとサーリヤが恋仲になれば状況はかなり違っていたんじゃないかと。(でもそれは民族的に考えられないらしい)
うーん。その設定の話も読んでみたいですよねぇ…(笑

帰国した遼が、自室でサーリヤが書いた手紙を見つけるシーンには涙が出るほどしんみりしてしまいましたが、きちんとハッピーエンドを迎えることが出来るのでご安心を!重い内容の割には読了感が爽やかな作品でした。
何だかキラキラしすぎていて……まっ、眩しすぎる!(笑

■コメント
あとがきにはアサドの今後が書かれています。結局自らも新しい王様と恋仲になるらしい。
そちらも読んでみたいですよねぇ。

■今までのアラブ・フェア本はこちら。→BLアラブもの小説全部読むよ! ~アラブ・フェア開催中~
 
[タグ : アラブ 受王子 ]
■カテゴリ : アラブ・フェア
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