Yes!腐漢ライブラリー

濃いめのBL漫画やBL小説などの感想を色々と。ガチッとムチっとが大好物な大人向けです。(+BLアラブもの小説読破中)

両性具有の美-壮大なる勘違いの元に…

[ 2011/12/27 22:29 ] TB(0) | CM(0)
タイトルに惹かれて買ってみたものの、「あれ?そんな内容なの?」と肩透かしだった本です。
きちんと確認しなかった自分が悪いんですが、”両性具有”という言葉のとらえ方がコッチじゃなくてソッチだったのね…(笑
内容としては武士道とエロスからさらに深く突っ込んだ感じかなー。エッセイ集なので話が飛び飛びになったり、個人的な事柄が綴られていたりするのでやや入りづらい気もしますが、「武士道とエロス」が物足りなかった人には面白いと思います。

両性具有の美
白洲 正子
4101379084

発行日:2003/03/01
新潮文庫

―あらすじ―
光源氏、西行、世阿弥、南方熊楠。歴史に名を残す天性の芸術家たちが結んだ「男女や主従を超えたところにある美しい愛のかたち」とは―。薩摩隼人の血を享け、女性でありながら男性性を併せ持ち、小林秀雄、青山二郎ら当代一流の男たちとの交流に生きた白洲正子。その性差を超越したまなざしが、日本文化を遡り、愛と芸術に身を捧げた「魂の先達」と交歓する、白洲エッセイの白眉。


▼▼▼ …続き
 
■「ふたなり」本ではありません!
私も最初から”そんな”ふたなり本だとは思っておらず、昔話や神話の世界での両性具有について書かれているんだろうなと勝手に思い込んでたんです。ですが蓋を開けてみれば、(私を含めて)世間一般の考えている両性具有については「美しくない・哀れ」と一刀両断されていました。えぇぇ~!
そしてこの本で言う「両性具有」とは「性差を超えた少年特有の美しさ」のことを差しているらしい。美少年万歳!については大いに賛同できるとしても、「(本物の)両性具有は少しも美しくはない」だなんて酷いなー。エジプトの神様なんてカッコイイと思うんですが、まあそこは人それぞれの感じ方ですのでね……。

そんな訳で、図らずとも武士道とエロスからお勉強し直す感じになってしまいましたが、お稚児さんや薩摩の話もさらに詳しく書かれていて、なるほどなーといった具合。一部、首を傾げたくなる部分もありますが、『日本って深いわー』と感じさせてくれる本でした。
しかーし!
詳しい感想については割愛します。だってエッセイなのに結構難解なんですもの……。

個人的には折口信夫のとある行動について著者が解説している箇所

たまたま折口さんはホモだったために直接行動に出るしかなかったのであろうが、…… 82ページ


が、「これそこ直接的すぎるでしょうが!」とツッコミを入れたくなってしまい面白かったです。
(おそらく加藤守雄の有名な話。『わが師 折口信夫』に書かれていることについてかなーと)

□ブログ記事:わが師 折口信夫-師弟愛って難解だわさ

そうそう、この本の中で映画「カストラート」にも触れていて、久しぶりに観たくなりました。
例の・・・シーンは今観ても衝撃なのかなぁ~

カストラート [DVD]
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