Yes!腐漢ライブラリー

濃いめのBL漫画やBL小説などの感想を色々と。ガチッとムチっとが大好物な大人向けです。(+BLアラブもの小説読破中)

熱砂に秘する獣(ゆりの菜櫻)-アラブもの小説(160)

[ 2011/08/06 00:00 ] TB(0) | CM(0)
灼熱のアラブ100 ~アラブ・フェア開催中~

BLアラブもの小説(砂漠もの)160冊目。

「イラストがえまる・じょんさんだわ!」
「何ですと!『-常に発情しフェロモンをまき散らす-』ですって!」
ということで、速攻買いに走ったアラブものです。

いやー正解だったわ~、口絵が近年希に見る『おっぴろげ』状態で最高でした(笑
内容も非常に私好みの設定で面白かったです。

熱砂に秘する獣
ゆりの 菜櫻
4576110950

■熱砂に秘する獣
著者:ゆりの菜櫻
イラスト:えまる・じょん
出版社:二見書房(シャレード文庫)
装丁:文庫
発行日:2011.8.20
ジャンル:現代
攻:第5王子 ?歳
受:大学生 20歳
収録:「熱砂に秘する獣」「聖獣の裏事情」

-あらすじ-
アデル王国の礼拝堂に占い師の声が響く。聖獣降臨――古より国を守護すると言われてきた聖獣は、人間を依り代にすることで王家に繁栄をもたらした。しかし依り代は性交によって力を得るため、常に発情しフェロモンをまき散らす…。大学生の亮は幼い頃交わしたアデルの王子サディルの側近になるという約束を果たすため学業に励んでいた。しかし、聖獣が乗り移ったことで性と権勢欲の対象となってしまい、サディルの庇護下に。身の安全のため伴侶となることを承諾させられた亮だが、サディルの真意が見えないまま激しく抱かれる毎日に不安は増すばかりで…


▼▼▼ …「熱砂に秘する獣」の感想を読む
 
■アラブさまチェック!
 アデル王国の第5王子。母親がノルウェー人でハーフ。褐色の肌に金髪王子です。

■感想
聖獣が憑いてしまったことにより、将来側近になると約束した相手の伴侶になってしまった日本人大学生のお話です。

まずこの『聖獣』の設定がいいですねー。あらすじにも詳しく書かれていますが、聖獣が憑いた人間は常に発情しフェロモン(男女問わず効き目がある)を垂れ流す状態に。性的に満足すると匂いは収まるらしいです。発情期は女性に憑いた場合で年2回、男性に憑いた場合は一年中。よって、毎日抱かれないと力が得られず衰弱死の危険性もあるとのこと。男女問わず王家の誰かを伴侶にすることが決まっていて、決まらない場合は王家ものもすべてと寝ることになるんだとか……。
恐ろしい。恐ろしすぎます、聖獣さま!(笑
このフェロモンに対抗できるのなんて、そんなアラブで淫されて(しみず水都)-アラブもの小説(018)の媚薬果物しかないと思われます。

幼い頃にサディルと交わした「側近になる」という約束を果たすために学業に励んでいた亮ですが、事故で重体になったことを切っ掛けにアデル王国の聖獣が憑いてしまいます。知らず知らずのうちにフェロモンを垂れ流していた亮の元に10年ぶりにサディルが現れ、強引に国へと連れ去ってしまいますが……。

よくある「王子が一方的に恋心を抱いていて……」という設定ではなく、「信頼していた側近がいつの間にやら……」に近いかもしれません。将来を誓い合った仲のサディルと亮ですが、あくまでも「殿下と側近」といった立場が「聖獣」のせいで無理矢理「伴侶」にならなければいけない関係になってしまいます。
サディルは自分が聖獣に「亮と共に居たい」と願ってしまったことが事の発端だと悔やんでしまい、亮は聖獣が憑いているからサディルに優しくされているんだと思い込み、互いの想いがすれ違ってしまいます。

ふたりの想いが恋心からスタートしていないので、互いへの素直な気持ちを認識するまでがヤキモキさせられます。特にサディルの亮の扱いが、好きな子をずっと苛めちゃう男の子っぽくて可愛すぎ(笑)。ついついフェロモンにやられて、エッチの最中に言葉遣いが荒くなったり、フェロモンにやられてしまった他の男に味見されてしまった亮をお仕置きしたりと、ダメダメっぷりを披露してくれます。そんなことだから、亮の心が自分に向いてくれないのにっ!
亮もサディルが本当は自分を必要としていないのではと思い悩んでいて、心を開けずに悶々としていますが、フェロモンのせいで身体だけはサディルに正直になってしまいます。真っ新なのに、超が付くほど乱れちゃう亮がカワイイ~!

亮の発情を止めるためにも「真の伴侶」を探すべきだとサディルが亮を手放そうとして、ようやく互いの気持ちを確認しあって両思いに。長かった~おめでとう!ちなみに「真の伴侶」に抱かれて満足しないと、発情が収まらないんだって!(笑

サディルと亮が自分の想いに右往左往するのを読むのも面白かったですが、フェロモンにやられたサディルが理性がぶっとんだ状態で亮をあれこれ道具を駆使して苛めるシーンも楽しかったです。
特にフェロモンの効果を端的に説明していたシーンが笑えました。

 「いや、よく考えれば、この私がいくらお前の熱を早く冷ますためとはいえ、王族以外の人間に対して跪くなどありえない。……」 (39ページ)

王子が庶民に跪かれるなんて!ひたすら恐ろしいフェロモンです(笑
えまる・じょんさんのイラストも艶っぽくてとてもステキです。大満足のアラブものとなりました。


ひとつだけ注意事項が。
常にフェロモン全開の亮ですので、サディル以外にも襲われるシーンが何度もあります。痴漢されたり、サディルの兄王に味見されたり、拉致犯人にも襲われてしまいます。いずれもサディルが寸前で止めに入るので「入っちゃう」までには至りませんが、攻アラブさま以外に受があれこれ触られるのが苦手な方には回数が多すぎかもなと思いました。

■コメント
短編「聖獣の裏事情」は亮に憑いている聖獣・ライオンとその相手である狼の話。どうやら狼も聖獣界から人間界へやって来るそうなので、続きが期待できそうです。
狼の聖獣が憑いた人間はどうなっちゃうんでしょうねぇ~

■今までのアラブ・フェア本はこちら。→BLアラブもの小説全部読むよ! ~アラブ・フェア開催中~
 
[タグ : アラブ ゆりの菜櫻 えまる・じょん  再会 ]
■カテゴリ : アラブ・フェア
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