Yes!腐漢ライブラリー

濃いめのBL漫画やBL小説などの感想を色々と。ガチッとムチっとが大好物な大人向けです。(+BLアラブもの小説読破中)

王子は伯爵に恋をする-SFだったョ!全員集合

[ 2011/07/23 00:00 ] TB(0) | CM(2)
海外BL作品を翻訳した『プリズムロマンス』の第2弾、「王子は伯爵に恋をする」でございます。
宇宙軍ってSFなの?』なんて冗談言ってたら、本当にSF作品でした……。
えぇ~!(笑

「SFは苦手かも……」という方もご安心ください。舞台となる惑星は『地球の貴族時代の文化や風習を持つ社会』なので、第1弾の貴族の恋は禁断の香りと同様にヒストリカル作品として捉えても問題なく読めると思います。
銀河連合のフリゲート艦なんかも登場しますが、宇宙軍ではなく『海軍』だって思えばきっと大丈夫……なはず(笑

そうだなー……スカーレット・ウィザードSF度 100だとすると、「王子は伯爵に恋をする」はSF度 13くらいでしょうかね?
わかりにくい例えですが、もの凄く低めってことです。

□公式サイト:プリズムロマンス ~AQUA★BOYS~

王子は伯爵に恋をする (プリズムロマンス)
J.L.ラングレー 椎名ミドリ
4775517333

■王子は伯爵に恋をする/著者:J.L.ラングレー/イラスト:椎名ミドリ/訳:美島幸
オークラ出版(プリズムロマンス)
原題:My Fair Captain
収録作:「王子は伯爵に恋をする」

-あらすじ-
リジェレンスの王子であるエイデンは、二十五歳になるか、配偶者との式を挙げるまでは、純潔を守らねばならない。
男性の純潔を重んじるリジェレンスでは、夫も配偶者も男性なのだ。けれど、城にデヴァレル伯爵が滞在することになって、エイデンは彼に強く惹かれてしまう。それこそ、純潔など、どうでもいいと感じるくらいに。しかし、その伯爵は、じつは潜入捜査中の軍人で……。


▼▼▼ …「王子は伯爵に恋をする」の感想を読む
 
■感想
貴族の恋は禁断の香りに続き、訳者が美島幸さんなのでとても読みやすかったです。いつもこうだといいんだけれどなー(笑

読みやすいのは大変助かったのですが、主役のふたりが出逢うまでの現状把握が難しかった……。言うなればこの作品は中世と未来世界が同時並行で入り組んでいる作品なので、お城で父王に怒られている次のシーンは宇宙戦艦で銃撃戦だったりするのです。それって読んでいる私は「今ドコにいるの!?」状態な訳ですよ(笑)。こればっかりは設定が少々ややこしい(だってSFだし)ので、仕方ないかもしれませんね。
ただし、この問題は主役である中世側のエイデンと、未来側のネイトが出逢う頃までには丁寧に世界観の説明がなされているので無理なくストーリーに入っていけました。そしてその設定が突拍子もなくて面白いんですよー!

『あらすじ』だけでも「何ソレ?」な設定ですが、今回の受となる王族のエイデンが住んでいるリジェレンス星は男系社会で貴族は両親が男性(遺伝的にも)で、しかも遺伝子操作で男性を好きになるように仕組まれて生まれてくるらしいのです。
対する攻のネイトの生まれ故郷であるエングロール星は同性愛が認められていません。公爵家の生まれだったネイトですが、過去に自分がゲイだという理由で事件が起こってしまい、生まれ故郷を飛び出して現在は宇宙連合艦隊の艦長を任されるまでに出世しています。
このふたりがリジェレンス星で出逢っちゃうんですから、そうなりますよねー、そうなっちゃいますよねー!(笑

上官にとある事件の調査を命令されたネイトは、伯爵だと身分を偽ってリジェレンス星の王宮に潜入して捜査することになります。そこで出逢ったのが、画の才能あふれる第3王子のエイデンでした。

ふたりが出逢ってからはほぼ中世貴族のお話としてサクサク読み進められました。互いに一目惚れのネイトとエイデンですが、一方は潜入捜査中、そして片や純潔を守らなければならない王子様なので、互いに手を出すか出さないかのせめぎ合いが非常に歯がゆくて面白かったです。特に驚いたのが、純粋培養のエイデンがネイト好きさに部屋に忍び込み、息を押し殺しながらネイトの自慰行為を盗み見してしまうシーン。「王子、何はしたないことをなさっているんですか!」と従者のようにツッコミを入れたくなりましたが実はこのシーン、当然ネイトはエイデンが居ることに気付いているのに、あえて怖がらせるつもりで激しく自分を責め立てていたというネタバレがあったりします(笑

最初はエイデンを諦めようとしたネイトですが、周囲からも互いに好き合っているのがバレバレで、父王やその配偶者から「お前、手を出したらどうなるか分かってるだろうな?責任とるよな?」とジワジワと外堀を埋められてしまい、結局事件が解決する前にエイデンと結婚することになります。そしてようやく結ばれるふたりですが……。

ネイト、鬼畜すぎるYO!(笑
普段は誰に対しても紳士に接するネイトですが、エッチになるとガラリと言葉遣いが豹変するアブノーマルS男でした。徐々に理性のタガが外れていくと、もう彼を止められません。エイデンを攻めるのなんの!情事の最中に自分を「艦長と呼べ」って無理だわー(笑
あ、だから原題は「My Fair Captain」なんですね……。って、えー
そんなネイトに初心者マークのエイデンは引いてしまうのかと思いきや、「そんな貴方もステキv艦長」って、Mっけ全開じゃないですか!お尻をペンペンされても喜んでますし。

この後、ネイトの鬼畜具合が尻上がりになるにつれて、肝心の事件も動き出していきます。最後は「そういえばSF作品だったんだな」という宇宙艦隊でのバトルシーンもあったりしました。
実はこのお話はまだまだ続いているそうでして、ネイトが追っていた事件も謎を残したままでスッキリ解決という具合には至らなかったりします。続編は第2王子が主役っぽいので、ネイトとエイデンの物語はこれでひとまず完結ですかね。

翻訳作品という以外にも、SFという部分でちょっと取っ付きにくいかもしれませんが、ラブ度が高い割には攻の鬼畜っぷりが非常にそそる内容でかなり面白かった作品でした。
BLでSF作品って少ないから、なんとしても続編を発売して欲しいです!ネイトとエイデンの子供が生まれたりするのかしら……。

ちなみに記事タイトルに深い意味はありません。なんとなく。

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[タグ : 翻訳作品 ]
■カテゴリ : 海外翻訳BL
「SFだったヨ!全員集合」
に釣られて読んでます。

久しぶりに翻訳物の雰囲気を味わってます。
この訳者さん、読みやすいけど翻訳は・・・ですね。

登場人物が入り乱れていてわかりにくいけど、出会ってすぐにもっこりには笑えました。
どんな展開が待っているのか楽しみです。
[ 2011/07/25 22:18 ] [ 編集 ]
> たまさま

私は翻訳訳作品をそれほどの冊数読んでいないので『読みやすさ命』です!

登場人物が多いと愛称も多いから厄介ですよね。今回主役のネイトも「名前いくつあるんだよ!」という状態で困りました(笑

> 出会ってすぐにもっこり
意外にもエイデンが積極的すぎて、ちょっと面白かったです。
[ 2011/07/26 04:59 ] [ 編集 ]
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