Yes!腐漢ライブラリー

濃いめのBL漫画やBL小説などの感想を色々と。ガチッとムチっとが大好物な大人向けです。(+BLアラブもの小説読破中)

琥珀の瞳にもう一度-狼だってやっぱりステキ!!

[ 2011/04/28 00:00 ] TB(0) | CM(0)
黄金の瞳に心奪われてから約1年、待ちに待ったシェリー・ローレンストンの「プライド・シリーズ」第2弾が発売されました。前作は「ライオン×人間」でしたが、今回は「狼×犬」!うぉーっ、面白くないはずがないでしょうがーっ!

前作同様、やっぱり「あらすじ」を読んでみてください。
……早く、早く!

琥珀の瞳にもう一度 (ラズベリーブックス)
シェリー・ローレンストン 鈴木 美朋
4812445418

発行:2011年4月16日
収録:「琥珀の瞳にもう一度」

-あらすじ-
狼に変身するウルフ・シフターであるスミッティには忘れられない女性がいる。ジェシー・アンはやせっぽちのワイルドドッグ・シフターで、彼が町を出た日以来、会うことはなかった。ところがある夜、仕事で訪れたパーティで、スミッティはいまや企業のトップとなり、美しく成長したジェシー・アンと再会する。彼女は喜ぶどころか、そっけない態度で彼をあしらったが、その瞬間、スミッティのなかで長い間くすぶっていた情熱に火が着いたのだった…。一方、ジェシー・アンもまた初恋を忘れることはできなかった。最後の日、勇気を振り絞ったキスを断られて以来、強く生まれ変わろうと努力の末、今の地位を築いたのだ。もう彼のことは忘れる。きっと、会っても何も感じないと思っていたのに―。意地っ張りなふたりの、一途でホットでキュートなロマンス。動物変身種族を描く人気シリーズ。


▼▼▼ …「琥珀の瞳にもう一度」の感想を読む
 
■感想
 前作「黄金の瞳に心奪われて」の主役だったメイス(ライオン)の良き相棒である狼のスミッティが今回のヒーローです。対するヒロインは希少種のワイルド・ドッグ(リカオンと言った方が通じるかな?)のジェシー・アン。ふたりは幼馴染みですが、スミッティが海軍に入隊した16年前に縁が切れて以来、顔も合わせたことがないという間柄。そんなふたりが仕事先で偶然再会し、スミッティは何が何でもジェシー・アンを手に入れたくて右往左往するというお話です。

 もしもこの話が「人間同士」だったならば、500ページにも及ぶ長編になっていなかったでしょう。「再会して喧嘩の後にエッチしてハッピーエンド」であっという間に完だったと思うんですが、何といってもこのお話は動物に変身できる「シェイプシフター」という種族のお話で、しかもどちらもその種族なんだから話が一層ややこしくなるったらありゃしませんよ!(笑)
 このシリーズの大前提として、シェイプシフターは変身できる動物の属性を強く引き継いでいるという設定がありまして、群れで暮らしている動物の場合はそのまま人間界でも群れ(というかグループ)を作って生活しています。ですので、個々人のみの恋愛という関係性が全くもって皆無。必ず所属しているグループを巻き込んでの大騒動に発展していきます。おそらく同族同志の恋愛でも大もめになってるんだろうなと推察できるのですが、今回のふたりの場合は異種族ですから……そりゃもう騒動どころの話じゃなくて、戦争ですよ、戦争!恋もまさに命がけなんです。(実際に殴り合って流血沙汰なんてことは始終起きてます)

 狼のスミッティは恐ろしすぎる父親の元から独り立ちしているので、怖いものなしでとにかくアタックを繰り返しますが、ジェシー・アンはスミッティを好きなくせにつれない態度ばかり。16年前の別れ際にスミッティがキスをしてくれなかったことがかなり尾を引いているみたいですし、何といっても彼女は種の本能から家族第一最優先。絶対に狼のスミッティとは一線を越えたくないという強い思いがあるようです。このふたりの駆け引きに、スミッティの妹であるぶっ飛び娘や、ジェシー・アンが保護している狼の少年、それぞれの家族(狼vs.ワイルド・ドッグ)がまあよく出張ってくるので読み手も掻き回されてひたすら混乱しっぱなしでした。楽しいし面白い反面、一気に読むにはちょっと分量が多かったかもしれませんね。やっぱり前作同様に混乱必至です。

 し・か・も!個人の愛称の多さを挙げれば群を抜く作品じゃないでしょうか、この作品。スミッティの本名は「ボビー・レイ・スミス」。普段は「ボビー・レイ」と呼ばれて親しい間柄だと「スミッティ」、他には「スミス」とも呼ばれてます。ジェシー・アンは「ジェシカ・アン・ウォード」が本名でして、「ジェス」「ジェシー」、スミッティだけは幼い頃から「ジェシー・アン」と呼んでいます……もう、貴方たち誰が誰なのさっ!(笑)。私は最初、「ボビー・レイ」と「スミッティ」が同一人物だということがリンクせずに「話が繋がらないなぁ~」と頭を傾げながら読んでいまして、途中で勘違いに気付いて最初から読み直しました。良かったねー、50ページくらいで引き返せて。
 さらに。もうあちこち『兄弟』だらけな訳でして。「よう、ホス(兄弟)。最近どう?」「どうしたんだい? 兄弟(ホス)」みたいな会話の多いことったらもう。一体『ホス』って誰だよ、登場人物リストに載ってないじゃん!と憤慨していたら、どうらや「ホス」という言葉はスラングで、親しい男性のこと=兄弟(ホス)ってことらしい。へぇ~本場は『ヘイ、ブラザー』って言わないんだね……って、マジでややこしいったらありゃしないっしょ。

 でもまあ、この苦難を乗り越えた後の爽快感ったら鳥肌もんでした。なかなか上手く行かないふたりの心が通じ合ってイチャイチャするシーンがもう最高!特に私が好きなのが、雪の積もる森を2頭で追いかけっこするシーン。ふたりともまさに「獣」になって血まみれで想いを伝え合うという、ここだけ読むとスプラッター作品にもなりかねないんですが、とてもロマンチックなんですよ。ええ、ふたりとも顔も身体も傷だらけで咬み痕だらけですけれども。やはり今回も30歳を余裕で超えた大人の青春ストーリーは健在でした。16年前にスミッティがジェシー・アンにキスしなかった理由というのが、若いというか狼なんだなというか……。何度読み返しても尻がムズムズする~(笑)

 第3弾の発行も既に決まっているとのことなので、来春発売になるのかしら?出来ることなら半年スパンでじゃんじゃん発売して欲しいです!しかし発売日が気になる以前に、次の主人公はぶっ飛び具合で言えば、シリーズ中ダントツの狼っ娘(今回も前回も散々かき回してくれたスミッティの妹)というのがまた気になるというより心配ですよ……(笑)

■コメント
 今回は狼、ワイルド・ドッグ意外にもホッキョクグマ(ポーラベア)が登場しました。男性しか登場しませんでしたが、2メートル越えの巨体だそうで。女性はどんな感じなのかしら?それと東京が縄張りのアジア系のワイルド・ドッグという人物も登場。日本が舞台……でもおかしくないスケールが大きいシリーズです。

 そして前作の主役だったメイスとディーのその後も書かれています。ほんの少しだけでしたが、かなり笑わせてもらいました。ディーって……やっぱり恐ろしい女性だわ!

■第3弾:黄金のたてがみを抱きしめて-ライオン×狼は破壊力抜群すぎだわ

竹書房/ラズベリーブックス
 
[タグ : シェリー・ローレンストン 翻訳作品 変身 ]
■カテゴリ : 小説一般
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