Yes!腐漢ライブラリー

濃いめのBL漫画やBL小説などの感想を色々と。ガチッとムチっとが大好物な大人向けです。(+BLアラブもの小説読破中)

熱い罠-ラヴェンダーロマンスシリーズ(1)

[ 2010/12/06 00:09 ] TB(0) | CM(2)
ラヴェンダーロマンスシリーズ第1弾。

読書人生において今までに使ったことのない脳の筋肉が必要で、しかも相当の筋力が付いてないと読みこなすのは困難なのではと思った作品でした。うーん、どんな文体なのか説明するのも困難極まりないのですが、強いて挙げるならば雑誌小説ピアスに掲載されていた『過激勃○日記(なんかとりあえず伏せときますが元記事は伏せてないという…)』のオール一人称バージョンといったところでありましょうか…。分かりづらいですか?そうだなぁ~…『UFO目撃談の日本語吹き替えバージョンのような感じ(で隠語をバリバリ)』…。

しかし、内容のハードさよりもたまげたのが、私の得意ジャンルである「○○○もの」だったってマジですか!?

熱い罠
ジョン・プレストン
4893673785

■熱い罠/著者:ジョン・プレストン/訳者:風間賢二/イラスト:京極薫
出版社:白夜書房(ラヴェンダーロマンスシリーズ)
装丁:新書
発行:1993.12.20

▼▼▼ …熱い罠の感想を読む[ネタバレあり
 
■感想
自称「歩くダイナマイト」であるジャミイ青年(25歳)が、ご主人様である「ミスター・ベンスン」との経験を赤裸々に披露してくれるザ・一人称の物語です。
実を言うと最初はプロローグに当たるご主人様との出逢い(第1章)を読みこなすのが精一杯でした。ジャミイ…、おまえさん何言ってるかさっぱり理解できないんだぜ!(笑)隠語+翻訳風+世界観がどっと襲ってきてさあ大変ってなもんですよ。いつもと違う「トップ/ボトム」などはサラリとかわせても、●棒。いや珍●といきなり書かれても頭が追いつかない。シャレなのかギャグなのかジョークなのか真面目なのか…。まぁ隠語については再読を重ねると慣れます。もうこれは慣れでしょうね。

 『…ちょいといなせな兄さんが粋な身体をシブイ男にご披露するってわけだ。…』 (11ページ)

江戸っ子だと?いや、そんなここはニューヨークのハズなのに!?

そんな杞憂は2章以降で吹き飛びますのでご安心あれ。どんどんとハードな世界に突入していきますが、文章的にはかなり読みやすくなってます。ジャミイが好奇心で飛び込んだベンスンとの生活ですが、のっけからSM全開でおったまげます。ピアス・剃毛なんかは序の口で、怪しげなクラブでの公開プレイや奴隷交換、さらりと尻に焼印なんですから、もう人生の中で出会った(というか読んだ)であろうプレイ全部盛りなのです。しかし一番凄い!と思ったのが、肉体的なプレイよりも精神的な部分の方。実際に「ご主人さま」にも「奴隷」にもなったことはありませんが、ご主人さまの奴隷の心の操り方が惚れ惚れするほど素晴らしすぎます。可愛がってからの突き放し具合がたまりませんね。まぁ通常の可愛がり具合とは異なりますがけど…。

このように、ジャミイがベンスンの奴隷として仕上がっていく様をじっくりと見学していくような感じで読み進めますと、途中から雲行きが怪しくなり始めます。ジャミイの奴隷仲間(?)の話を聞くと、ベンスンらご主人様の元奴隷が行方不明になっていると。もしかしたら捨てられると殺されるのではという展開に転がって行くのです。そう、まさかのミステリー!ジャミイが怪しんでいるとナイスなタイミングでご主人さまも怪しげな行動に。この辺りになってくると、もう「ハードだぜ!」とか言ってる場合ではなくなっていて、ごく普通に読んでます(笑)。
ベンスンに唐突に突き放されたジャミイは辛いあまりに突拍子もないことをしでかし、友人らと共に謎の男らに捕まって酷い仕打ちを受けてしまいます。実はこの男らこそ、奴隷の行方不明事件の犯人。しかも…。

 オークションに賭けられてるし!某王族様もご参加されてるし!

なんとまさかまさかのアラブもの!?(笑)。まぁ場所はニューヨークですし、王族の方もチラっと登場しただけですので、アラブものとは言えないのかもしれませんが、毎日のようにBLアラブもの小説を読みふけっている当方としてましては、この展開に笑いを堪えきれずに吹き出してしまいました。すごい、凄すぎるぜこの小説は。ラストはベンスンがジャミイにお仕置きをしてハッピーエンド。

・・・というのが私の目を盗んでジャミイが何やら書き記していた物語だ。

ここで真のエピローグ突入。実は今までの話はジャミイがベンスンに隠れて書いていたお話だったんです。どうりで読みにくいはずだよ(笑)。このジャミイが書き上げた物語を読んだベンスンの感想という名の独白で本当のラストになります。富豪クラブに加入しているトップマンだけあってベンスンの語りは理路整然としており、ジャミイとの出逢いから丁寧に説明というかネタバレしれくれます。私的にはこのような話の作りがたまらなく大好きなので、エピローグだけで十分美味しい思いをさせていただきました。

読むのが無理そうだなと思った方もエピローグではSとMの法則を分かり易く述べているので、目を通してみると面白いのではと思いました。また、訳者のあとがきがこれまた素晴らしいのですが、これについては最後のまとめ記事に書く予定です。

御界/ON‐KAI〈上巻〉
中田 雅喜
4537141158

御界の下巻にも「熱い罠」のエピローグ的な部分が入っていて大好物な作品。
 
[タグ : 翻訳作品 剃毛 ]
■カテゴリ : ラヴェンダーロマンス
わ~い、楽しみです!
 >江戸っ子だと?いや、そんなここはニューヨークのハズなのに!?

もう一巻の感想から笑わせてもらいました。シリーズの全巻読破、楽しみにしてます。勇者の4daさんならサクサク読めますよ。
あと、うちのブログは26日頃に閉める予定です。
[ 2010/12/06 15:15 ]
> アラスカさま

はぁぁっ、26日までに終わるかしら~!!
僻地とはいえ「ブログに書いて大丈夫なの!?」と大いに迷う内容なので、かなり手こずっております。
でもエンジン掛かると非常に面白いシリーズだということが分かりました。最初はエンストしっぱなしでしたけど(笑)
紹介くださいって感謝!
[ 2010/12/06 22:00 ] [ 編集 ]
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