Yes!腐漢ライブラリー

濃いめのBL漫画やBL小説などの感想を色々と。ガチッとムチっとが大好物な大人向けです。(+BLアラブもの小説読破中)

砂漠の鷹と暗殺者(橘かおる)-アラブもの小説(070)

[ 2009/12/14 00:01 ] TB(0) | CM(0)
灼熱のアラブ100 ~アラブ・フェア開催中~

BLアラブもの小説(砂漠もの)70冊目。

橘さんの「プリンスシリーズ」4冊目。
皇太子イブン・サーディを狙う殺し屋が登場します。殺し屋は奇跡のように日本人とのハーフ。…アラブものって本当に素晴らしいですね!

「王子×殺し屋」の作品といえば熱砂の王と冷たい月(愁堂れな)しかまだ読んでいないので、もっとあるといいなと願う今日この頃です。逆の「殺し屋×王子」の方がいいかな…

□プリンスシリーズ
 1作目:秘密のプリンス~夢の行方~(橘かおる)-アラブもの小説(056)
 2作目:魅惑のプリンス~比翼の未来~(橘かおる)-アラブもの小説(060)
 3作目:危険なプリンス~連理の契り~(橘かおる)-アラブもの小説(064)
 4作目:砂漠の鷹と暗殺者(橘かおる)-アラブもの小説(070)
 5作目:黒い太陽と復讐者(橘かおる)-アラブもの小説(071)

砂漠の鷹と暗殺者
橘 かおる
4829624590

■砂漠の鷹と暗殺者
著者:橘かおる
イラスト:一夜人見
出版社:プランタン出版(プラチナ文庫)
装丁:文庫
発行:2009.12.25
ジャンル:現代 サウディン
攻:皇太子 30歳手前…と推察
受:小姓(実は殺し屋) 16歳(実は20歳)
収録:「砂漠の鷹と暗殺者」「Whisper of Love」「Sweet time」「明日への約束」

-あらすじ-
サウディンの皇太子イブン・サーディの小姓となった景生は、実は皇太子暗殺という任務を秘めていた。だが閨での隙を狙った暗殺は失敗、捕らえられてしまう。自ら死を選ぼうとした景生だったが、なぜかそのままイブン・サーディの側にいることを許された。改めて暗殺の隙を窺うが、身近に仕えるうち、国を真摯に思うイブン・サーディの気高さに惹かれ始める。任務との板挟みに苦しむ景生は、やがてその想いに向き合うことを決意する。けれど、裏切り者として命を狙われ始め…。


▼▼▼ …「砂漠の鷹と暗殺者」の感想を読む
 
■アラブさまチェック!
 サウディンの皇太子。祖母がイギリス人なので色白・コバルトブルーの瞳、そして栗色の髪をお持ちです。
 顔に火傷の痕が残っていますが、あまり目立たなくなってきている模様。

■感想
許した者にしか呼ばせない名前が「イブン・サーディ」で、本当は「サウド・アシュバル・アル・サウディン」という長い名前の皇太子が4作目にして主役となりました。まぁ「イブン・サーディ」も長いので、今回は皇太子とお呼びさせていただきます(笑)。

皇太子の小姓として召し抱えられた景生。実は皇太子に恨みを持つ族長(シーク)の差し向けた殺し屋だったのです。閨で皇太子の命を狙いますが、一太刀浴びせただけで取り押さえられてしまい計画失敗。自害しようとする景生に「殺すチャンスをやるから傍に居ろ」と言ってしまえる皇太子がステキすぎます。それにガツガツしてないんですよねー。スマートすぎるのが鼻につくかと思いますが、これはこれでピタっとはまって格好良し。『最初は脇役だったのに人気が高かった』という作者のあとがきも納得です。

殺し屋の景生ですが、殺し屋になっているだけに生い立ちが複雑。身体を売らされていた時期もあったりして、少々ヘビーな状況を思い浮かべてしまいました。皇太子の元に潜り込んだ際の年齢は16と偽っていますが、実年齢は20歳。皇太子との絡み画がちょいショタっぽくて…いや、これはこれで楽しいよね(笑)。
「16歳」なのと「16歳に見える」とでは240度くらい萌え度が違ってくると思いますがいかがでしょうか?

今回の「王子×殺し屋」は、2人の駆け引きがポイントというよりも、殺し屋の洗脳(な感じ?)が王子のテクニック…ではなく愛で次第に解けていく部分が面白かったです。愛鷹に嫉妬して殺気を向ける景生も、真澄(弟・仁の恋人)に未練があった皇太子も互いの気持ちに気づかずにモヤモヤしているのが可愛らしかったなぁ。

熱砂の王と冷たい月にも殺し屋(由)が登場しますが、ちょっとタイプが異なるかなというのが面白かったです。
幼い頃から殺し屋になるべく育てられたという生い立ちは同じですが、由は我々がイメージしている「殺し屋」に近いかも。孤高で任務を黙々とこなしていて、ゴルゴっぽい生き方をしていそう。代わって景生は、育て親のために殺し屋をやっている人間くさい感じがしました。どちらが良いという訳ではありません。由タイプも景生タイプも素敵な素材なので、作家の方々今後ともよろしくお願いします。

ちなみにどちらが殺し屋として優れているかというと、皇太子にかすり傷を付けることができた景生に軍配が上がるかと。由はターゲット(王様)に近づく前に王子さまに捕まっちゃいましたからね。

■コメント
砂漠の鷹と暗殺者 (リーフノベルズ)
4434100718

書き下ろし5冊目のタイトルは「黒い太陽と復讐者」。うーん、どことドコが絡んでくるのでしょうか?今回の続編かな。
それにしてもびっくりしたのが、イブン・サーディと仁の父親でしょうか。3作目のラストで仁の母親がサウディンに来たのですが、どうやら子供まで作っちゃったみたいです!(現在3歳)仁とはいったい何歳差!?
まぁ、これで王家も安泰のようです(笑)
第1継承者がイブン・サーディで、2番目が仁、3番目はカシム、そして4番目がその3歳の王子さまとなっています。

そうそう、殺し屋として使われている「アサシン」という言葉、語源がなかなか興味深いので興味のある方は是非。
 □アサシン派 - Yahoo!百科事典

ヒットマンは…まぁ英語からして銃を使いそうですが、「アサシン」はこう、ナイフっぽい感じがしませんか?うーん。ゲームやりすぎかしら?

■今までのアラブ・フェア本はこちら。→BLアラブもの小説全部読むよ! ~アラブ・フェア開催中~
 
[タグ : アラブ 橘かおる 一夜人見 裏社会 ]
■カテゴリ : アラブ・フェア
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