Yes!腐漢ライブラリー

濃いめのBL漫画やBL小説などの感想を色々と。ガチッとムチっとが大好物な大人向けです。(+BLアラブもの小説読破中)

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灼熱の恋に身悶えて(愁堂れな)-アラブもの小説(050)

[ 2009/06/05 00:00 ] TB(0) | CM(0)
灼熱のアラブ100 ~アラブ・フェア開催中~

BLアラブもの小説(砂漠もの)50冊目。

超天然王子の登場です。
最初は「(天然を)装っているのかな~」と思っていたんですが、どうやら地でらやかしちゃってる王子様でした。どんな感じかというと……
橘さんの「灼熱シリーズ」に登場するユサファ猊下のような……というかユサファじゃないんですか?このお方は。破天荒すぎるんですけど!(笑)
そしておもしろすぎます、このアラブもの小説は。

[新装版]灼熱の恋に身悶えて(愁堂れな)-アラブもの小説(050.5)

灼熱の恋に身悶えて
愁堂 れな
4896017013

■灼熱の恋に身悶えて
著者:愁堂れな
イラスト:雪舟薫
出版社:ムービック(ゲンキノベルズ)
装丁:新書
発行日:2005.02.28
ジャンル:現代 ラスベガス→中東の某国
攻:第1王子 19歳
受:日本企業の営業マン 31歳
収録:「灼熱の恋に身悶えて」

-あらすじ-
40億の緑化プラントを即決した絶世の美青年・アシュラフは、実は熱砂の国の王子だった。彼との出会いによって、玲人の平凡なサラリーマン人生は一変する。いきなり国に連れて行かれた玲人は、何もかもが破天荒な年下の彼に翻弄される。しかも「賭け」に負けて強引に抱かれてしまい…。火傷しそうなほどの強烈な快感を前に、玲人は建前も羞恥もかなぐり捨て、ただ喘ぎ乱れるしかなかった。焼けつく熱さに身悶える身体、灼熱の風に煽られて快楽の焔は燃え上がる-!!


▼▼▼ …「灼熱の恋に身悶えて」の感想を読む
 
■アラブさまチェック!
 珍しいことに国名が一切出てきませんでした。「中東」という記述はあるのですが、「○○王国」という箇所は一度も出てきません。でも王子さまの名前の最後が「イズディハール」なので、「イズディハール王国」なのかもなー?
 『完璧な美』を持った『絶世の美少年』な王子さまでした。 

■感想
本人がオシャレにキメているつもりでも「オサレ」になっていたり、クールにキメているはずが「コメディ」になってしまったりと、作者のバランス感覚が物を言う一発勝負のアラブもの小説。(とは限りませんが)
この作品は、一歩間違うとコメディというかお寒い作品になってしまうという、非常に危険な橋の上にグラグラ乗っかっているような感じがしました。

ベガスのビジネスショーで緑化プラントの売り込みをしていた玲人は、熱砂の国の王子・アシュラフに緑化プラントを売り込むことに成功!(実際は何もしてませんが) しかし、下々の言葉を理解されない王子さまは何を思ったのか、深酒をして眠り込んでしまった玲人を飛行機に乗せて自国へお持ち帰りしてしまいます。

アシュラフの浮世離れ具合といったら、「お○ゃるまる」もびっくりの天下一品加減です。
アラブ攻が受をお持ち帰りしてしまう場合、「ひとめぼれ」して強引にというパターンがほとんどですが、アシュラフの場合はまったく想像もつかない理由から受をお持ち帰りしています。
「緑化プラントいつできるの?→担当者が現地調査をしまして→いつ調査するの?→可及的速やかに→そ。じゃあお前連れてくよ」といった感じで、まったく玲人の話が吸収できていません(笑)
これに玲人が「いくらなんでも速やかすぎだろ、常識的に考えて…」とキレると、自分の非を認めて子犬のように玲人に縋り付くんですよ~、この王子さまは。
そして「こんな(に怒られた)の初めて」と言わんばかりに、あっという間に玲人を好きになって「キス→一生ここで暮らそう→そうだ!新しい屋敷を建てよう」といった具合。。。いつもの「スタイリッシュ&クール」な攻王子はどこへいったのでしょうか?まるで空気の読めないヘンテコ王子なのでした。

 「…わけわからんぜ…おい…」 (本文41ページより)

と玲人のセリフにもあるように、読者も王子の行動にまったくついて行けません。
その後もアシュラフ王子と玲人のボタンの掛け違いのようなやり取りがいくつも続きます。その中でも強烈な一発が、謀反を働こうと企む叔父をあぶり出す作戦が仰天もの。玲人の人身御供、ご苦労様です!と、最敬礼を払いたくなる気持ちが自然と溢れ出てしまうのが不思議というか当然な一発でした。
そして肩透かしを喰らいすぎて、思わず笑ってしまう感動(?)のラストへ。

コメディじゃないんです、コメディにも見えないし思えないんですけど、なぜかとてもおもしろおかしいアラブもの小説でした。(もしかしてラブコメ!?)アシュラフの個性が突出しすぎて、周りから浮きすぎているのがかなり笑えます。それに振り回される玲人、達観しているお付きのナウファル、ペットの黒豹・ロデム。登場人物が美味い具合に全て噛み合っているなと思いました。いや、アシュラフとはまったく噛み合っていないんですけど。
たまにはこんなアラブ王子でもいいかも…なんて思いましたが、アシュラフだけで手一杯な気もします。いいえ、十分お腹いっぱいです!

読了後、タイトルの「身悶えて」の意味が初めて理解できる作品でした。

 身悶える:苦しさなどのためにからだをよじらせるように動かす (大辞泉より)

玲人、頑張ってー!

追記:内容とイラストのギャップもポイントのひとつ(笑)。そして何気に年の差カップルです(19歳×31歳)

■コメント
珍しいことに4コママンガが3ページほど掲載されているアラブものでした。挿絵師のイラストがあとがきについていることはよくありますが、マンガがついているのは中々見かけませんね。面白かったです。ロデムー!

小説部分も、どこに突っ込みを入れていいのか分からなくなるほど、おもしろ過ぎる内容でとても楽しかった!作者が楽しんで書いてるな~というのがとても伝わってくる作品でした。でも「ちょっと飛ばしすぎでは…」って思っちゃいましたけど(笑)

黒豹の名前が、そのまんま「ロデム」です。元ネタのアニメの話にもサラっと触れていたりします。
そういえば吉田珠姫さんの「恋の呪文」にも、ロデムっぽい名前の黒豹が登場してましたね。

■今までのアラブ・フェア本はこちら。→BLアラブもの小説全部読むよ! ~アラブ・フェア開催中~
 
[タグ : アラブ 愁堂れな 雪舟薫 鳥獣 ]
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