「奥さん、コレって
肉体派なんですってよ?」
「あらヤダ、ホントだわ!私全然気付きませんでしたことよ?」
『オホホホホ…』
という脳内寸劇を繰り広げながら兄友のレジに向かってみました。
あまりに爽やかすぎる表紙に、少々ビビリつつ。
多分気付かずに購入した人も多そうだなぁ~
でも読み終わっても「
肉体派」だって気付かないだろうなぁ~
そして巻末の「
肉体派アンソロジーのお知らせ」で仰天するんだろうなぁ~
「肉体派」レーベルからの発売となっていますが、むしろ「何で肉体派なの?」と疑問を抱かずにはいられないコミックス。
要するに、あまり肉肉しい絵柄ではありませんので、幅広く受け入れてもらえる(んじゃないかと)…思っていたりして。
恋続アンビバレンツ吉田 艦助
■恋続アンビバレンツ/吉田艦助/オークラ出版(アクアコミックス)
-あらすじ-
高校の卒業式で、密かに想いを寄せていた同級生の学から「俺とやってくれ!!」と口説かれた彰平は、医大進学を蹴ってお笑いコンビ・アニマルックスを結成。
ウサギとネコのキグルミでのボケツッコミに、徐々に人気も出てきた二人だが、ある日、自信をなくした学がコンビ解散の話を持ち掛ける。引き留めようとする彰平は、思わず自分の気持ちを告白してしまい、思い余った二人は、ついに楽屋Hになだれ込む――――!!読み切り6本に、新作描きおろしストーリーも収録!!待望の吉田艦助・初コミックス!!
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■感想
表紙にもなっているほんわかムード+ギャグの『恋するキグルミ』。
シリーズで3作品収録。
裏表紙のあらすじを読んで「彰平」の文字を見つけた瞬間、4daの脳内で
ショウヘイヘ~イ!がよぎりました。
ンな馬鹿なことがあるかよと笑いつつ本編を読み終え、作者の作品紹介を読んでみると…
『キャラ名元ネタは
ショウヘイヘ~イの方から頂戴しました』
マジかよ!(笑)
もしかしてお馬鹿一直線の『愛を取り戻せッ!!!』のタイトルは。
いや、まさかそんな・・・
そして痛そうなシーン連続の『宙吊りパラノイア』と『”K”』。
「あぁ、肉体派だなぁ」と我に返った作品。
いろんな箇所から血が出るので、苦手な方は要注意です。
『宙吊りパラノイア』はオチが秀逸。あの展開からソレはないわ・・・と、ニヤケ顔ですよ。
「ショタなの?」と思った『おとうさんは大擾乱!』。ショタに見えないところがスゲー!(笑)
■4daまとめ
ギャグ部門とシリアス部門のギャップが凄くて、付いて行くのがやっとでした。
『恋するキグルミ』のテンションと同じ作品をまとめて出した方がよかったような気もしますが、これこそ肉体派クオリティー。他のレーベルと一味(も二味も)違う処がミソですね。
逆に『宙吊りパラノイア』と『”K”』みたいなシリアス作品をまとめて出してもいいのかも?
なんか、クセになりそうな痛さでした。
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